スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

世界から猫が消えたなら

らいおん丸

世界から猫が消えたなら / 川村元気 

余命宣告されて

医者の言葉が途切れるや否や、僕は取り乱して

病院を駆け回った。

なんて事は実際は無い。

と言った出だしが愉快だ。

コミカルな悪魔も良い。

デートといっても、

この町の中を

モノポリーゲームのように

グルグルと回っているだけ。

それでも僕らは退屈する事が無かった。

この町のサイズ感と、

その時の僕ら二人のサイズ感が

ちょうど良かったのだと思う。

すぐに伝えられないもどかしい時間こそが、

相手の事を思っている時間そのものなのだ。

自分の人生が映画なのだとしたら、

きっとその見方はそのときどきで変わる。

大嫌いだったあのシーンが愛おしくなっていたり、

あれだけ悲しかったシーンで笑ってしまったり、

大好きだったヒロインを何時の間にか忘れていたり。

父は何時も正しい事を言う人だった。

でも、僕はその正しさが嫌だったんだと思う。

あとがきを書いた人物にも

少し目を止めた。

今まで多くの物を失った。

失う事に慣れてしまった。

いや、慣れなければ生きて来れなかった。

僕は31歳。

この言葉が心に少しじわりときた。

女だてらにビール運びをして

自分を育てた母親を

恥ずかしいと思った過去の自分を

母親の死の間際に

悔いている。

やはり僕はマザコンだから

ジンときた。

僕の母親は生き方がきざだったから

そんな事は思わなかったが

今になれば

そんな生き方をして生きるのが

どんなに難しかったのかが分かる。

ただし、僕はこの本は

特に読み返したいや

子供に読ませたいとは思わなかった。

ここには

アメリカ的な理想像に駆逐された、日本的な父親像。

があった。

僕は古風な人間だから

こっちの方が実は好きだな。

家族と言えども

遠慮と意地と距離。

素敵だな。


ランキングに参加しているので

良かったら応援して下さい。

クリック
↓  ↓
にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ
にほんブログ村 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

カウンター
オーストラリア情報
僕の友人がホームページを作ってくれました。 貴方がオーストラリアで生活するなら必ず有益な情報を得られると思います。 下のリンクの快適オーストラリアワーキングホリデー留学体験記へ

大芝ゆうすけ

Author:大芝ゆうすけ
30歳にしてワーホリでオーストラリアに来ています。
ブロ友・リンクを募集していますので良かったらお願いします。

リンク お勧めブログ集
カテゴリ
月別アーカイブ
最新記事
検索フォーム
勇者募集です。

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。